備前・岡山藩　池田家中　松山家文書その壱　松山平兵衛弼徳の旗指物届（控）＆知行宛行状（控）　稀少・貴重史料　状態良好！　釈文付き

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商品の説明

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備前・岡山藩池田家中松山家文書その壱
１．松山平兵衛弼徳の旗指物届（控）書面の大きさ縦４８cm×横１６．３cm
上質の薄手の楮紙に端正に図柄が描かれています。図柄や寸法、届出人の氏名を別紙に記載し、糊付けしています。
汚れ、破れ、シミ、忠損等一切ありません。保存状態は極めて良好です。硫酸紙で包み、クリヤブックに入れ、桐箪笥で大事に保管
しておりました。
規定以上の士分（知行取）に対し、旗指物の図柄を藩庁に届けさせたものと思われます。江戸後期、寛政期(1789～1801）の頃のもの。、旗指物は合戦の時、乱戦の中にあっても、如何に活躍しているかを我が主君や敵に対しても、アピールするため、シンプルで目立つ
ものでなければなりませんでした。関ヶ原の戦から200年近く経過し天下泰平の世にあっても、まだ旗指物の届けを家臣から出させて
いたということに驚かされます。
松山平兵衛の旗指物は、堅白黒（縦半分を墨染にし半分を白地にしたもの）の旗布を、８尺（約２．４ｍ）まで「撓え竿（しなえざお）」に
通し、残り４尺は通さず風に靡かせるものです。備前藩の家風さながら質実剛健なものです。
２．松山平兵衛に対し８代藩主・池田斉政が与えた知行宛行状（控）書面の大きさ縦１７．７cm×横２７．８cm
右上部に径8ｍｍの虫穴がありますが、汚れ、破れ、シミ等はありません。保存状態は良好です。
備前・岡山藩は池田家が治め石高３１万５千余国の大藩でありました。外様で国持大名、殿中の詰席は大広間、質実剛健の藩風で
知られました。岡山藩も当初は地方（じかた）知行制をとっていましたが、承応3年（１６５４年）の大洪水、大飢饉を転機に実質的には
俸禄米制度になりましたので、知行宛行状は形式的なものとなりましたが、発給は続けられたようです。
寛政６年（１７９４年）３月、岡山藩８代目藩主となった池田斉政は翌年、初御国入りしたようです。知行宛行状は藩主が交替すると、改めて家臣に対し発給されました。松山平兵衛は２５０斛（石）取の上士であったようです。
実際に発給された宛行状はもっと大きく、池田斉政の判が据えられていたと思われます。
釈文と解説をお付けします。

武家文書の中でも、「旗指物届け」は、極めて珍しいものかと思います。今後、松山家文書を順次、出品して行きます。宜しくお願い致します。もし、「松山家文書その弐」以下、纏めての入手をご希望の
場合は、その旨、質問欄に申し出て頂ければ対応させて頂きます。3760円備前・岡山藩　池田家中　松山家文書その壱　松山平兵衛弼徳の旗指物届（控）＆知行宛行状（控）　稀少・貴重史料　状態良好！　釈文付き本、雑誌古書、古文書誕生日プレゼント明治期高畠藍泉椿山粉本木版刷唐画唐本漢籍