Lot No. TT15273-128 Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “EAGLE” × “DRAGON & TIGER” 海上で羽ばたく鷲を中心に、波が背中一面に広がる珍しい絵柄。水飛沫が飛び散る一瞬を切り取った日本画のような「波」の表現は、当時の米兵にとって興味深いものであり、スカジャンの刺繍にも取り入れられた。 リバーシブル面は、ボディよりも袖の色が濃い「逆配色」と呼ばれる生地使い。胸に鷲、背中に龍虎が描かれ、この1着で鷲・虎・龍のスカジャン3大モチーフが揃う贅沢な作り。 ACETATE SOUVENIR JACKET スーベニアジャケットのなかで最もスタンダードな両面にアセテート生地を使ったリバーシブルタイプ。戦後当時のスカジャンには、シルクに似た高級感を持つ物資統制外品目のアセテートが使われていた。中綿がないため季節を問わず着用でき、独特なドレープ感も魅力といえる。 素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます。また、お使いの端末の設定や環境によって、商品の色が実際の色と多少異なる場合もございます。予めご了承ください。 ■TAILOR TOYO SOUVENIR JACKET スーベニアジャケット(スカジャン)とは戦後間もない頃、米兵が日本駐留の記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や所属していた部隊、基地名などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。その後、スカジャンは土産物として商品化され、各地のPX(Post Exchangeの略で米軍基地内の売店の通称)で販売されるようになった。 当時、このスカジャンをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、東洋エンタープライズの前身の会社「港商商会」であり、スカジャンの生産が全盛期となった1950年代には納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。また、港商が納入していた衣料品にはアロハシャツも含まれていたが、 柄には「鷲・虎・龍」をモチーフにしたオリエンタルな柄なども含まれており、 スカジャンやアロハシャツは日本特有のオリエンタルなデザインが用いられた衣料品だと言うことが伺える。 港商から始まり半世紀以上スーベニアジャケットを作り続けてきた「テーラー東洋」。 一過性のブームではなく、文化として継承し続けているこのブランドこそが、オリジナルである。 The souvenir jacket commonly known as the sukajyan in Japan originated during the early days of post World War II. The jackets featured a variety of oriental designs (eagle tiger dragon) and/or the servicemen’s very own designs of their unit or base names etc. Later souvenir jackets became commercialized and sold through Post Exchanges (PX; commissaries within the US army bases) throughout Japan. Kosho & Co. the predecessor of Toyo Enterprise was the main suppliers of the souvenir jackets and other garments for U.S. bases at the time. By the 1950’s during its peak Kosho & Co. had acquired 95% of entire souvenir jacket market. Rooting back from Kosho & Co. Tailor Toyo has been the leading brand of creating sukajyan for over half a decade. Sukajyan by Tailor Toyo is not merely a temporary trend but a representation of the culture that has been passed down for generations and the essence of originality and authenticity.