貴重史料！『載德記　二木正毅編　全』丹波・篠山藩　青山家の家祖青山忠成（ただなり）から青山忠裕（ただやす）まで歴代の生涯と事績

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商品の説明

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本の大きさ縦27.3cm×横19.4cm（Ａ４判より一回り小さい）厚みは１ｃｍ。安政3年（１８５６年）献呈
忠損（虫穴）は僅かに見られますが、文字にかかるものは一切ありません。古書として状態は良好の方と申せましょう。
題簽「載德記二木正毅編全」とあり、オリジナルのものと思われます。四ツ目綴じで、綴じ糸もオリジナルのものと思われます。
見返しは表裏共、鮮やかな桃色の和紙が貼られています。遊紙（副紙）は表裏共、一枚宛付けられています。
本紙は73丁、薄手の上質の楮紙が使われており、文字は極細筆（写経筆）で墨書されており、極めて端正な楷書です。
判読に資するため、要所要所に朱で句読点が施されています。本紙73丁の構成及び内容は以下の通りです。

序文・・・２丁（安政３年８月渡邊世順・撰）題言・・・4丁（安政3年7月二木正毅記）引用書目も列記されています。
編次・・・1丁目次のようなもの「・・・忠良公承統万々歳」と括られています。
圓公記・・・4丁徳川家康の小姓を務め、秀忠の傅役となり初代の町奉行を歴任した青山忠成の生涯と事績が綴られています。
泰公記・・・6丁秀忠に近侍し老中を歴任、家光の補導役を務めた青山忠俊の生涯と事績が綴られています。
龍公記・・・14丁小諸城主となり大坂城代を歴任した青山宗俊の生涯と事績が綴られています。
松公記・・・2丁小諸城主となった青山忠雄（ただお）の生涯と事績が綴られています。「全大名家事典」では、たった7行の記述ですが本書では4頁に亙り詳細が記載されています。新発見のことが多い箇所です。
眞公記・・・3丁小諸から丹波・亀山5万石に移封された青山忠重の生涯と事績が綴られています。
正子本光記・・・4丁青山宗俊の第五子・忠貴の生涯と事績が綴られています。「全大名家事典」他、一般の史書には無記載のもの。
雲公記・・・1丁丹波亀山藩・青山家2代目藩主、俊春の生涯と事績が綴られています。「全大名家事典」では、僅かに10行の記述ですが本書では2頁に亙り詳細が記載されています。ここも初めて知ることが多い箇所です。
隆公記・・・3丁丹波亀山から篠山へ移封され、寺社奉行、大坂城代を歴任した青山忠朝の生涯と事績が詳細に綴られています。
德公記・・・4丁篠山藩・青山家2代目藩主、忠高の生涯と事績が詳細に綴られています。
岱公記・・・2丁篠山藩・青山家3代目藩主、忠講（ただつぐ）の生涯と事績が詳細に綴られています。「全大名家事典」では、僅かに8行の記述です。ここも初めて知ることが多い箇所です。
後龍公記・・・23丁篠山藩・青山家4代目藩主、忠裕の生涯と事績が極めて詳細に綴られています。寺社奉行、大坂城代、京都所司代を経て老中に就任し、老中在職は31年4ヶ月の長きに及びました。それらの功により1万石加増され、知行は6万石となりました。本書の編者は、忠裕のために23丁の紙幅を費やし、巻末に「・・・群下仰ヒテ中興ノ主ト為ス」と記述して筆を終えています。
御覧頂きましたように、青山家では代々の藩公に謚号があったことが、本書で判ります。他の史書にはその記載がありません。
「三百藩藩主事典」、「江戸時代全大名家事典」等、この種の書籍では知り得ぬ記載内容に驚かされます。
編者の二木正毅は、大正時代の資料「篠山通報」に依れば、青山忠講に仕えていた人物とあります。丹波篠山市中央図書館（市史編纂
室）の見解では、忠講は在任5年、21歳で亡くなっており、次の藩主・忠裕にも仕えていた人物であったと思われる由。
因みに、丹波篠山市の中央図書館には『載德記全』の原本は所蔵されておらず、写本のコピーのみが保管されている由で、本書は藩主
に献呈された原本か、または編者の手元に残された控本のいずれかと思われます。（写本の断り書きがありません、蔵書印も押捺されて
いません）本来は、歴史博物館とか歴史資料館に所蔵されていてもおかしくない、大変貴重な古書であろうと思います。
歴史的価値・史料的価値は極めて高く、丹波篠山藩研究者、青山家研究者、必見の史料です。御理解ある方にお譲りし致します。
52000円貴重史料！『載德記　二木正毅編　全』丹波・篠山藩　青山家の家祖青山忠成（ただなり）から青山忠裕（ただやす）まで歴代の生涯と事績本、雑誌古書、古文書人気ブランド科学朝日・報道と解説・15冊/敵英の特殊戦線学校・わが

新作貴重史料！『載德記二木正毅編全』丹波・篠山藩青山家の家祖